
OZZY OSBOURNE
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「BLIZZARD OF OZZ」 1981年製 1.I DON'T KNOW 2.CRAZY TRAIN 3.GOODBYE TO ROMANCE 4.DEE 5.SUICIDE SOLUTION 6. MR.CROWLEY 7. NO BONE MOVEIS 8. REVELATION 9. STEAL AWAY |
BLACK SABATHを離れたオジー・オズボーンが自身のバンドを立ち上げ、’81年に発表した記念すべき1st。初代Gは言わずと知れた、ランディー・ローズ。アルバム2枚ごとにGが代わっていくが、その誰もがギター・ヒーローとしてG少年に崇められる存在となっていった。その結果、オジー自身は“G発掘人”として有名になったのは当然のこと。今作の聴き所はランディーのGに尽きるが、どの曲を聴いても、粘着質なオジーの声には存在感がある。それがオジーがオジーと言われる所以か?
別にどうってことないオープニング・トラック“I
DON’T KNOW”で平凡にスタート。続く“CRAZY
TRAIN”はGソロが一品。ただ、いきなりメジャーのヴァースが胸くそ悪い。オジーの声にマッチしたバラードは“GOODBYE
TO ROMANCE”は名曲。数あるオジー・バラードの中ではNO.1。失恋中は、この悲しみ一杯のバラードは厳禁かもね。(笑) 6曲目(B面の1曲目)“MR.CROLEY”は超名曲。歌メロの“魅力のなさ”がオジーの特徴であるけれど、それはこの曲には存在しない、、、というより、やはり、歌メロだけを聴くとショボさにもほどがある感じもするが、通常のサビめろがあるところには究極のGソロ・フレーズで補われている。流麗な音運びに加え、悲哀のメロディーが炸裂。俺的に、「−−−Gソロは?」はという問いがあるとしたら、真っ先にこの曲で聴けるそれを挙げる。このGソロを聴く度に、ランディーはまもなく訪れる自分の“死”を認識していたのではないかと思ってしまう。それほど、このGソロには壮絶なものを感じてならない。(時には涙することも) ランディ・ローズが生きてたら?、、、なんて野暮なことは言わないが、何かまた違ったメタル・シーンが構築されていたのかもしれない。
Gがらみでもう1曲挙げるとしたら“REVELATION”かな。ギクシャクした歌メロは目を瞑って、後半で聴けるKeyの悲しげな調(X風味/笑)、そして、その後のGの攻撃性はなかなかだと思う。人が言うほど好きではないが。 湿度は高いですが、全体的に景気がいいって感じがします。ある意味能天気メタルな感じです。オジーのVo、ランディーのG、どちらも個性を主張しあっています。その結果、唯一無二の個性あるアルバムが出来ていると思います。だからといって、名盤と思ったことはありません。しかしながら、“MR.CROLEY”はメタル道を歩んでいく方には、一回は聴いておかなければならない名曲ではないでしょうか。
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「DIARY OF MADMAN」 1981年製 1. OVER THE MOUNTAIN 2. FLYING HIGH AGIN 3. YOU CAN'T KILL ROCKAND RALL 4. BELIEVER 5. LITTLE DOLLS 6. TONIGHT 7. S.A.T.O. 8. DIARY OF MADMAN |
’81年発表の2nd。1年に2枚のアルバムがリリースされるなど、今では考えられないことある。(そんなことのもない。TENの1st、2ndは1年間の間にリリースされませんでしたっけ?) ひょっとすると今作に関わっていた誰かが、ランディーの死が迫っている事を知っていたのではないか?、と感じてしまう。だから、短期間に2枚ものアルバムが、、、。
方向性は前作と変わらず、歌メロの魅力にかける曲が多い。はっきり言って、最悪。加えて、前作には強烈なフックをもつGソロがあったのだがそれもなくなっている。生前、ランディーが「今作におけるGソロにもう少し時間をかけたかった」と漏らしたという文献をどこかで読んだ記憶がある。不確かな記憶で申し訳ないが、もしそうならば、今作のGソロのつまらなさには納得できる。一般のGプレイヤーにとって、それがどう耳に入るかわからないが、素人の俺には如何せん、、、。 至極つまらないけどライブでは定番の“FLYINGーー”、平凡な出来のしっとりバラード“TONGHT”、しいて言えば今作のハイライト・チューン“S.A.T.O”が聴き所。
ラス曲の“DIARYーー”はかなり深い。聴くたびに、この曲の異様な空気はまっていくのだが、これも“ランディーの死”をいう事実があるからだろう。曲のタイトルを直訳すれば「狂者の日記」。ひょっとすれば、ランディーの死もこの日記に書かれていたのでは、、、なんてつい思ってしまう。ともかく、今作をもって彼は他界するのだが、今なお根強い人気があることに間違いないだろう。(俺には理解できないけどね) う〜ん、自分なりにどのように評価していいかわからないアルバムですね。今作を名盤とする意見も多いわけで、、、無下に「聴くな!」とは言えません。(笑) でも、自分が素晴らしいと思ってもないようなアルバムをお薦めすることできませんよ。
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「BARK AT THE MOON」 1983年作品 1.BARK AT THE MOON 2. YOU'RE NO FIFFERENT 3. NOW YOU SEE IT 4. RICK'N'ROLL REBEL 5. CENTRE OF ETERNITY 6. SO TIRED 7. SLOW DOWN 8. WAITING FOR DARKNESS 9. SPIDERS INTHE NIGHT |
’83発表の3th。ランディー・ローズ死去したため、後任Gを探していたオジーはジェク・E・リー(元ラフ・カットetc)を起用する。彼が日系人であることは有名な話。(いつか機会があれば、見てほしい、彼のおばーちゃんと目元がそっくりだから♪) 前作、前々作は湿度の高い、カビ臭いアルバムだったのにが、今作はジェイクのアメリカン(乾)なところとオジーのブリティッシュ(湿)なところがうまく融合した聴きやすいアルバムとなっている。そのことで、不満を覚えたファンも多かったはず。(たぶんね)
オープニング・トラックはタイトル・トラックでもある“BARK
AT MOON”。“サビ落ち”している、最高に笑える曲。“ば〜くあっむ〜♪”ってところでガックリすること間違いなし。ジェイクの適当すぎるGソロも頂けない。
4曲目以降、聴ける曲が多い。以下の通り。 4曲目:Gソロだけがおいしい 5曲目:鐘が鳴るなり法隆寺 6曲目:しっとりバラード 7曲目:流れるようなGソロが爽快 8曲目:不思議な世界へどうぞ! こう並べてみると良い曲がたくさんあります。だから、全体的にムラなく楽しめるアルバムでしょう。ただ、“佳曲あれど、名曲なし”という感じです。聴きやすさという点では、今作が一番でしょう。ということでお薦め。Keyがいい仕事をしていますので、そこに注耳しつつ聴いてみては?
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「THE ULTIMATE SIN」 1987年作品 1. THE ULTIMATE SIN 2. SECRET LOSER 3. NAVER KNOW WHY 4. THANK GOD FOR THE BOMB 5. NEVER 6. LIGHTINING STRIKES 7. KILLER OF GIANTS 8. FOOL LIKE YOU 9. SHOT IN THE DARK |
前作同様にジェイクのGが聴ける、’87年発表の4th。前作よりさらにアメリカ寄りになった音に賛否両論あったようだ。しかし、今作もまた前作同様、独特なオジーの声によって支配されていることに違いはない。粘着質な声は、変わりなく怪しい世界を醸し出している。だから、オジーの声が嫌いな人とっては、彼の全アルバムが同じに感じるのかもしれない。つまるところ、オジー・オズボーンはオジー・オズボーンってことだ、、、?
“SECRET LOSER”はオジーの曲として出来すぎな曲。“MR.CROWLEY”以来の名曲。やればできるじゃん、とつい茶々をいれたくなる。(笑) キャッチーな歌メロはオジー史上最高なのかもしれない。そして、ラス曲の“SHOT
IN THE DARK”、これもオジーにしては出来すぎなくらいの名曲。オジー以外の何者かが歌メロを作ったのでは?と俺は勝手に推測しているのだが。(笑) あとバラードの“KILLERーー”もなかなか。しっとりとしたバラードを歌わせたら、彼の右に出るものは、、、云万人といる。しかし、彼の声には“しっとり系”バラードが合っている。いや、しっとりバラードしか歌えない。うん、しっとりバラードすら歌えてない、、、云々くんぬん続く。(笑) 俺は好きだけどね。 他は平凡な曲ばかりで、聴いてて退屈する。また、ジェイクの曲作りに不満を覚える。彼の弱点として、Gソロが尻窄まりなこととGソロから次の展開への流れが強引な事が挙げられる。不自然な曲の流れは聴く者のテンションを下げるだけ。(これは前作でも同じことが言えることだった)
アルバム収録曲の中に2,3曲だけが良い曲といった、典型的な“昔の”アルバムでしょうね。上述した3曲は必ずや楽しませてくれることでしょう。他は保証できません。と言う意味でオジー作品の中で2番目に後回しいでいいアルバムだと思います。
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「NO REST FOR WICKED」 1988年作品 1. MIRACLE MAN 2. DEVIL'S DAUGHTER 3. CRAZY BABIES 4. BREAKING ALL THE RULES 5. BLOODBATH IN PARADISE 6. FIRE IN THE SKY 7. TATTOOED DANCER 8. DEMON ALCOHOL 9. THE LIAR |
若き未来のGヒーローを迎えて制作された’88年発表5th。その若者の名はザック・ワイルド。若干21歳、ニュージャージー出身、レスポールが似合う女好き。(好きなはず/笑)彼は名前の通り、見た目もプレイもワイルドそのもの。過去4作品ともG中心に語られるアルバムだが、オジーの声の存在は良くも悪くも大きかった。しかし、今作はちょいと違う。今作もG中心に語られるところまでは同じだが、平社員ザックが部長オジーを完全に喰ってしまっているのだ。主役はザック。ザックにとってオジーは所詮踏み台にしかすぎなかったことを、まだオジーは知らない。(笑) ちなみに社長はシャロン、、、。(笑)
注:ザック・ワイルドのスペルはZAKK WYILDEです。ということは?
オープニング・トラックの“MIRACLE
MAN”でもうすでにエンジン全開のGで気合は入りまくり。さらに歌メロも良いとくれば、文句の1つも出ますまい。その後、特筆したい曲はないが、なぜか今作だけは許せてしまう。アルバム全体を聴き終えた後あるのは、失望感でも残尿感でも嫌悪感でもない。そこにあるのは、清々しい春の香り、、、なわけなく、爽快感と充実感だ。個人的にレスポール自体の音は好きではないのだが、その芯のある重みがなんだか心地良かったりする。オジーの駄(奇? 変? 悪?)声を「てめぇ〜じゃまなんだよ〜」言わん勢いで、覆い隠すかの如く、ぎゅいんぎゅいんで弾き捲くるザックのGが今作の最大のキー・ポイントであることに間違いはない。さらにはザックの重く、そして豪快なGにドンピシャ調和した、躍動したランディー・カスティロのDrが勢いに拍車をかけ、オジー作品の中で異色の存在を示している。ともかく、勢いで押し捲るこの快作に俺は万歳三唱したい。
クソ暑い夏、クーラーの効いていない締め切った部屋の中で大音量をもって聴くことをお薦めします。きっと最高の一時が過ごせるはずです。そして、ヘドバンしすぎで汗だくになった後のシャワー&ビールはさらに最高なはずです。
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「NO MORE TEARS」 1991年作品 1. MR.TINKERTRAIN 2. I DON'T WAIT TO CHANGE THE WORLD 3. MAMA, I'M COMING HOME 4. DESIRE 5. NO MOER TEARS 6. S.I.N. 7. HELLRAISER 8. TIME AFTER TIME 9. ZOMBIE STOMP 10. A.V.H. 11. ROAD TO NOWHERE 12. DON'T BLAME ME 13. PARTY WITH THE ANIMALS |
’91年に発表された引退作(6th)。今作をもってオジーはキャリアの終了を告げた。「普通の女の子に戻ります」という、某女の子トリオのセルフはあまりにも有名だが、それを彼に置き換えるなら、「オジー・オズボーンはジョン・マイケル・オズボーンに戻ります」だろうか? ともかく、メタル界の顔として一線で活躍してきた彼の引退を惜しみない拍手ともに、その現実を悔やむファンも多かったことだろう。Gは前作に引き続き、ザック・ワイルド。
全体的に流れる、落ち着き払った雰囲気は、まさに引退作であることを認識さしてくれる。また、長きにわたりロック・シーンに存在しつづけてきた彼の“疲れ”みたいなものも感じる。“MAMA,I’M
COMING HOME”はまさにそんな曲。「かーちゃん、もうお家に帰るよ。僕、”公園”で遊んでたんだけど、疲れちゃったよ。お腹もすいたしね」ってな感じ。実際は、「愛しのシャロンよ、もうすぐ帰るよ。俺、”公演”に飽きたんだ。お金もたまったしね」ってなもんだろうけどね?(うまい!!自画自賛!!、、、って誰も言ってくれないからさ/涙)
とりとめて突出した曲もなく、淡々と曲が消化されていく今作はオジーの能力の限界を証明しているようだ。ザックの奔放なGとカスティロの重厚なDrは前作と比べると、幾分覇気がなく聴いていてつまらない。また、SEやKeyを巧みに用いているものの、曲自体がつまらないため、空回りしている感が否めない。 実際、前作に収録されていても違和感のない曲もあります。ですが、「もうお腹いっぱい」というのが正直なところです。引退という事実を先行させ、制作してもロクなアルバムが出来るわけがないじゃないですか。早い話、今作は駄作です。オジー作品の中で一番最後に聴くことをお薦めします。
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「OZZMOSIS」 1995年作品 1. PERRY MAISON 2. I JUST WANT YOU 3. GHOST BEHIND MY EYES 4. THUNDER UNDERGROUND 5. SEE YOU ON THE OTHER SIDE 6. TOMORROW 7. DENIAL 8. MY LITTLE MAN 9. MY JEKYLL DOESN'T HIDE 10. OLD L.A. TONIGHT 11. WHOLE WORLD'S FALLING DOWN |
’95年発表の復活アルバム。(7th)一度華やかな表舞台で脚光を浴び、頂点を極めた者が隠居生活に満足をするはずがなく、当然の如く、御老体オジー・オズボーンはメタル・シーンに戻ってきたのだ。Gは前作、前々作同様、あっさりと(笑)ザック・ワイルド。(笑) 今作の特徴として、まず挙げられるのは、多くの外部ライターを起用していることだ。AEROSMITH絡みでジム・ヴァランス、マーク・ハドソン、そして、ジャック・ブレイズ&トミーショー、さらにはスティーヴ・ヴァイetc。年相応の落ち着きがある感じられる音像は前作の延長線上と言ったところだろう。しかし、嬉しいことに前作にはなかった威厳を感じ取ることができる。そして、重厚な音に、変わることのないオジーの声、それらは、メタル界の“ドン”、オジー・ズボーンの復活を実感させてくれるはずだ。
威厳、荘厳、孤高、壮大、、、さまざまな“メタル・レヴュー御用達誉め熟語”(?)でもって賞賛されるに値する名曲“PERRY
MASSON”で復活の狼煙(のろし)を上げる。これに続けとばかりに、佳曲がつづ、、、かない。ま、いつもの調子であるが。(笑) しかし、全く無いというわけではない。どこか切ない“DENIAL”、オジーとアヴァンギャルドな世界を得意とするスティーヴ・ヴァイの個性が完全に分離している“MY
LITTELE”なんかは聴き所だろう。また、盟友ギーザー・バトラーの名が作曲クレジットにある“THUNDER
UNDERGROUND”、“MY JEKLL
DOESN’T HIDE”は地を這うかの如くヘヴィー・チューン。サバス好きな人には、なかなか良いのかも。
面白みにかける前作と比較すると、圧倒的に聴き所が多いはずです。オジーお得意のしっとりバラードもありますし、作曲人の多様性によって、今までのオジーと新しいオジーが楽しめます。残念なことは、エアロスミスのアルバム同様ジャック・ブレイズ&トミー・ショウ効果が全く無いところです。
追記:その後、ザックはクビになり、ジョー・ホームズなる若者がツアーでギターを担当する
ことになりました。 |